【はじめに】
筆者は、フローター(約3年間)、ゴムボート(約1年間)を経て、2018年からフロートボートでの釣行を重ねており、フロートボートにより陸っぱりでは味わえない醍醐味(例:カバーフィッシングや魚探を使った地形変化の釣り(勉強中))を味わえておりますので、フロートボートの活用・運用方法を不定期で紹介させていただきます。
今回は、フロートボートと フローター・ゴムボートとの比較を、筆者の経験を交えてご紹介致します。
【筆者の遍歴】
(1)フローター
陸っぱりに限界を感じていた筆者は、まずは2016年に、フローターを購入することといたしました。(ウェーダーやフィンの購入も含む。)
フローターの使用により、これまで攻められなかったポイントを、静かなアプローチで責めることができるようになり、毎回の釣行の満足度や釣果は陸っぱり時代に比べて大きく向上しました。
しかし、フローターでは「小水のし易さ(下表の11)」の問題をどうしてもクリアすることができず、泣く泣くフローターに比較的近いと思ったゴムボートに乗り換えることと致しました。
(2)ゴムボート
購入したゴムボートが、安価なINTEX社のMARINER3であったためか、1年間(約25回程度)の使用で、ゴムボートの浮き輪部分と床のゴムシート部分の繋ぎ目から漏水が発生し、ゴムボート生活は短命に終わりました。(手間を惜しんで、毎回の使用後に水分を完全除去していなかったので、これも劣化を速めた要因であると考えております。)
フローター⇒ゴムボートに乗り換えた率直な感想は、「釣り易さ(下表の9)」や「小水のし易さ(下表の11)」を得ることができた半面、ゴムボートでは「準備に時間が掛かる(下表の5)」等の不便さを感じました。
このため、色々と考えを巡らせて、アキレス等の一流メーカーのゴムボートを購入するのではなく、フロートボートを購入することと致しました。
【フロートボート】
フロートボートは、カーメイト社(INNOブランド)が販売している高密度ポリエチレン製の組立式ボートです。
(フロートボートと検索すれば、すぐにヒットしますので、ここでは細かな仕様のご紹介は割愛いたします。)
筆者が考えるフロートボートの強味は、「準備の容易性(下表5)」、「メンテナンス性(下表13)」、「耐久性(下表14):釣行中に岩や枝等に船をぶつけてしまった時の精神的安心度も含む」であると考えております。
特に、「準備の容易性」については、他のどんなボート・フローター類の追随も許さない強味であると考えており、筆者のように短時間釣行が多いアングラーにとっては大きなメリットになります。
(「準備が大変⇒めんどくさい⇒短時間釣行なら行くのやめよう(陸っぱりにしよう)」のループに陥りません。)
このため、単独・短時間釣行がメインで、保管場所(約1.4m×0.7m×0.4m:約22kg)の確保さえ可能であるアングラーには非常におすすめなボートであると考えております。
筆者自身もフロートボートでの釣行により、アプローチできるポイントは飛躍的に増え、陸っぱりに有りがちな ポイントのバッティングによりイライラしながら他のポイントへ移動する といったことがなくなり、毎回の釣行の満足度が大幅に向上しており、今後も愛用したいと考えております。