【はじめに】
第3回にて、フロートボートにはエレキモーターがほぼマストであることをご紹介させていただきました。
筆者は、操船性の向上のため、ハンドコンのペラの向きを180°反転させてハンドコンエレキモーターを船首に配置して操船しております。
このため、今回はフロートボートのラダー(舵)について、ご紹介させていただきます。
【ラダーの必要性】
フロートボートはゴムボートやアルミボート等と異なり船首が流線型になっておらず平らになっており、直進時に水の抵抗を大きく受けます。
特に、エレキモーターを船首に配置した場合、船尾にラダーを取り付けないと船が回転方向に振れてしまい、操船性が非常に落ちます。
筆者も、何度かラダーなしでのフロートボート釣行を敢行したことがありますが、操船性が落ち、釣りに集中できませんでしたので、ラダーの必要性を痛感いたしました。
【筆者が使用しているラダー】
筆者は、パドルを少しだけ改造してパドル兼ラダーを自作し、エントリー時はパドルとして使用し、エントリー完了後にC型クランプにアルミ板を噛ませて「自作したパドル兼ラダー」をフロートボートの船尾に取り付けてラダーとして使用しております。
筆者が用いているラダー(自作したパドル兼ラダー)の外観は以下の通りです。
≪全景写真≫
≪フロートボート固定部の拡大写真≫
≪フロートボートへの取り付けイメージ≫
正直、少し見た目は悪いですが、船内スペースの狭いフロートボートでは荷物を最小限にすることが必要不可欠であるため、「エントリー時はパドルとして使用」「エントリー時以外はラダーとして使用」できる少しだけ改造したパドルは非常に重宝しております。
作製方法はご紹介するまでもないかもしれませんが、パドル軸の太さに応じた「U型パイプクランプ」を用いて、パドルを木板にネジで固定するだけの非常に簡単なものとなります。
エレキモーターを船首に配置した場合、ラダーが有ると無いでは、操船性が大きく変わりますのでラダーの必要性を感じられた方がいらっしゃいましたら、本記事をご参考にして頂けますと幸いでございます。